冬になると恋しくなる料理といえば、やはり「鍋料理」です。せっかくなら同僚や仲間と一緒に、にぎやかに鍋を囲みたいものですね。日本は「鍋料理の国」とも言えるほど、さまざまな種類や食材が楽しめます。今回は、冬の定番メニューを中心に、特に美味しく人気のある鍋料理を10選ご紹介します。
10位「おでん」
コンビニの定番メニューにもなっている「おでん」は、江戸時代後期から食べられている歴史ある料理です。昆布と鰹節で取った出汁をベースに、さつま揚げ、はんぺん、焼きちくわ、大根、ゆで卵などを土鍋でじっくり煮込みます。地域や家庭ごとに味付けが異なるのも魅力の一つ。関西地方では「関東煮」とも呼ばれています。
9位「湯豆腐」
豆腐そのものの風味を楽しむ、シンプルで上品な鍋料理です。江戸時代初期から親しまれてきたと言われています。昆布を敷いた水に豆腐を入れ、温まったら醤油やポン酢をかけ、長ネギやゆず、大根おろし、削り節などの薬味を添えていただきます。
8位「もつ鍋」
牛や豚のもつをニラや白菜とともに味噌味で煮込む鍋料理で、「ホルモン鍋」とも呼ばれます。福岡市を中心とする郷土料理として始まり、現在ではヘルシーな鍋料理として人気です。
7位「ちゃんこ鍋」
相撲部屋での食事として江戸時代から親しまれている「ちゃんこ鍋」。魚介や鶏肉、野菜を煮込んだ鍋で、代表的なものには水炊きを酢醤油で食べる「水炊き」と、鶏がらスープでいただく「ソップ炊き」の二種類があります。
6位「ふぐちり鍋」
「てっちり」とも呼ばれるふぐを使った鍋は、冬の風物詩です。白菜、長ネギ、春菊、ニンジンなどとともに淡白なふぐの味わいを引き立てます。
5位「石狩鍋」
昆布出汁でアラを含む生鮭や豆腐、長ネギ、玉ねぎ、大根などを煮込む味噌仕立ての鍋。北海道の郷土料理として広く知られています。
4位「キムチ鍋」
白菜キムチをベースに、ネギ、白菜、豆腐、肉、魚介類を煮込んだ鍋です。塩、醤油、にんにく、おろし唐辛子で味付けされ、ご飯との相性も抜群です。
3位「カニ鍋」
冬が旬のカニを使った鍋料理には、「かにすき」と「かにちり」の二種類があります。いずれも昆布や鰹出汁で煮込むことで、カニの旨味が引き立ちます。特に「かにすき」の締めには、ご飯を入れて雑炊にするのがおすすめです。
2位「水炊き」
福岡の郷土料理「博多煮」がルーツと言われる「水炊き」。鶏肉と野菜をだし汁で煮込み、ポン酢しょうゆでいただくシンプルな鍋です。締めには、だし汁で作るうどんやおじやが絶品です。
1位「寄せ鍋」
薄味の出汁で野菜や魚介類を煮込む「寄せ鍋」は、各地域で出汁や具材、味付けが異なり、まさに故郷の味を楽しめる定番の鍋料理です。材料を選ばず手軽に作れる点も魅力です。
10位「きのこ類(えのき、しめじなど)」
淡泊な味わいで、どんな具材とも相性が良く、鍋に欠かせない食材です。
9位「たら」
冬が旬の寒鱈(マダラ)は絶品です。蕩けるようなたらの身と白子を白菜と煮込んだ「たら鍋」は冬の醍醐味です。
8位「うどん・ごはん」
具材の味が染み込んだ出汁で煮込んだうどんや、ご飯を入れて作る雑炊は、鍋の締めにぴったりです。
7位「豆腐」
湯豆腐をはじめ、すき焼きや他の鍋物にも使える万能食材です。
6位「長ネギ」
鍋物の定番であり、薬味としても活躍する冬野菜です。どんな出汁とも相性が良く、魚介類の鍋でも主役の味を損ないません。
5位「大根」
冬の代表的な野菜で、そのまま鍋に使うだけでなく、大根おろしをかけた「みぞれ鍋」もおすすめです。
4位「かき」
「海のミルク」と呼ばれるほど栄養豊富な冬の海の幸。かきを使った「かき鍋」は、広島名物としても人気です。
3位「ふぐ」
高級魚ふぐは、その独特の味わいが刺身や鍋で堪能できます。
2位「カニ」
「かに鍋」や「かにすき」で味わう冬のカニは、贅沢な一品です。
1位「白菜」
シャキシャキの芯と柔らかな葉が特徴の白菜は、どんな鍋料理にも欠かせない食材です。
10位「カレー鍋」
夏の定番料理カレーを鍋に応用した一品。市販のカレールーを使って簡単に作れ、野菜がたっぷり摂れます。
9位「きのこ鍋」
秋に旬を迎えるきのこ類をふんだんに使った鍋料理。豚肉や油揚げを加えて煮込むと、風味豊かな一品になります。
8位「タイスキ」
タイの宮廷料理から生まれた鍋で、鶏がらスープで煮込み、ピリ辛のタレでいただきます。四季折々の野菜で一年中楽しめます。
7位「どじょう鍋」
夏の江戸庶民に愛されたスタミナ鍋です。どじょうを使った「まる鍋」や「ぬき鍋」は、独特の風味が楽しめます。
6位「冷やし鍋」
夏にぴったりの冷しゃぶ風鍋。茹でた豚肉やオクラ、豆腐を冷やし、さっぱりといただけます。
5位「にんにく鍋」
にんにくたっぷりのスタミナ鍋は、夏バテ防止に最適。豚肉とキャベツを一緒に煮込んで香り豊かに仕上げます。
4位「芋煮鍋」
秋野菜や里芋、牛肉をしょうゆベースの出汁でじっくり煮込んだ鍋。素朴な味わいがご飯に合います。
3位「キャベツ鍋」
春の旬野菜キャベツを使ったヘルシー鍋。豚肉と巻いたミルフィーユ風のレシピも人気です。
2位「トマト鍋」
夏野菜トマトの酸味がさっぱりとした鍋。バジルやチーズを加えることで本格的な味わいに仕上がります。
1位「すき焼き」
牛肉を割下で煮込む定番鍋。四季折々の野菜を加えることで、季節感を楽しむことができます。
「チーズフォンデュ」
とろけるチーズでタコウインナーや野菜を楽しむスイス風の鍋。和風カレー味も意外に合います。
「タイ鍋」
トムヤムクン風味のタイ鍋は、エビと野菜をたっぷり使って豪華に仕上げます。
「あんこう鍋」
茨城県の冬の風物詩「あんこう鍋」。特に「あんきも」は海のフォアグラとも称され、その味わいは絶品です。
「餃子鍋」
餃子をメインにした鍋は、手軽に野菜を摂れる一品。にんにくを効かせてスタミナ満点です。
「きりたんぽ鍋」
秋田県の郷土料理で、スギの棒に潰したご飯を巻き付けて焼いた「きりたんぽ」を使います。
「ほうとう」
山梨県の郷土料理で、武田信玄が陣中食に用いたとも言われる「ほうとう」。平麺を味噌仕立ての汁で煮込んだ鍋料理です。
いかがでしたか?仲間や家族と楽しむ鍋料理は、一度に多くの食材を摂ることができる、栄養満点の料理です。冬はもちろん、四季折々の鍋をぜひ楽しんでみてください。