「お鍋のあとにデザートが欲しい」
こう答えた方が約8割ほどいるという調査結果もある通り、鍋パーティのあとのデザートに需要があるようです。
ですが、寄せ鍋、キムチ鍋、もつ鍋、トマト鍋など、いろいろな鍋があるので、それぞれに合ったデザートと考えると、どれがよいものかと悩むものです。
この記事ではお鍋の種類ごとにおすすめデザートとレシピ、デザート選びで抑えておくべきポイントを紹介します。
目次
我こそは、鍋奉行。
そう自画自賛している方が集まることサイトにおいて、鍋奉行たるもの、最後にまで気を抜かないことが重要と考えましょう。
鍋を食べた後に、はいおしまい…ではなく、それぞれの鍋に合わせたスイーツを用意して、有終の美を飾るのが王道。
それもありきたりなものではなく、ピンポイントなマッチングで。
では、早速鍋に合うデザートについて解説していきましょう。
鍋とひと言で言ってもその種類はさまざまです。
ここではまず、鍋料理別でシメのスイーツをどれにしたらよいのか、ご紹介していきましょう。
鍋料理の定番といえば、よせ鍋。
和風の味付けで作った後、さっぱりとポン酢でいただくよせ鍋は人気の鍋料理と言えるでしょう。
さて、そんな寄せ鍋の後に食べたいスイーツは、ずばりさっぱりとしたレモン味のアイス。
寄せ鍋は比較的さっぱりポン酢で食べられることも多く、その柑橘の余韻が残っている間に最後もレモンでしめれば、口の中がゴチャゴチャせずキレイに食べ終えることができます。
もったりしたものではなく、シャーベットのようなシャリシャリ感があるタイプを選ぶとより喜ばれるのではないでしょうか。
ほど良く辛味のあるキムチが食欲を増進させる、日本でも大人気のキムチ鍋。
野菜をたっぷりと取れる上に、肉や魚との相性が良いので男性、女性問わず「鍋と言えば、キムチ鍋!」という方もいるようです。
さて、そんなキムチ鍋の後に合わせたいスーツは、杏仁豆腐です。
口内に辛味と出汁の味が残っているからこそ、ひんやりプルプル爽やかな味わいの杏仁豆腐が喜ばれます。
みかんやサクランボなどを添えると、見た目にも華やかななので喜ばれますよ。
京都や博多などで人気が高いもつ鍋。
とはいえ、今や全国的に食べられている日本全国で人気の鍋のひとつです。
ぷりぷりのもつを特別なとんこつ出汁と一緒にいただく、あの美味しさはやみつきになってしまいます。
お酒のおつまみとしてもつ鍋は人気ですし、とんこつ出汁のこってり感もお腹を満たしてくれるポイントです。
さて、そんなもつ鍋におすすめのスイーツは、カットフルーツの盛り合わせです。
新鮮なモツ、上品なとんこつ出汁を使っていたとしても、口内は少々脂っぽく重たい状態です。
ここで、アンコたっぷりの和菓子となると、少し敬遠されてしまう可能性が。
さっぱりとフレッシュなカットフルーツであれば、口の中をさっぱりしてくれますし、甘さもあるので満足感も得られます。
ぜひ、試してみてください。
近年、トマトを使用したトマト鍋が注目されています。
熱を入れると美味しさが倍増するトマトスープは、さまざまな食材と良い相性を示す、日本人も大好きな味わいです。
さて、そんなトマト鍋の多くは洋風に作られることが少なくありません。
コンソメをベースにした味わいにソーセージやタマネギ、ブロッコリーなどが定番材料であり、老若男女食べやすい優しい味わいに仕上がるところが魅力です。
シメはパスタなんてのもオシャレですよね。
さて、そんなトマト鍋後のデザートでおすすめのが、イチゴジャムをかけた大人味のヨーグルトです。
口の中を甘過ぎずさっぱりさせてくれるので、味わいが濃いめのトマト鍋の後にはぴったりです。
お子さまがいらっしゃるご家庭は、無糖ヨーグルトにジャムを乗せるだけでいいですが、大人だけの場合であればジャムにキルシェを加えてみるのもアリ。
ほんのり香るキルシェリキュールが、大人の味わいを演出します。
ぜひ、試してみてください。
寒い冬に体の芯から温まりたい、という時に食べたくなるのが味噌味の鍋です。
日本人が大好きな優しく、懐かしい味わいの味噌はどんな食材でも包み込んでくれる懐の深い調味料ですよね。
魚全般はもちろん、豚肉や鶏肉、牛肉にも合わせやすいですし、牡蠣を使った土手鍋などもお酒に合わせやすくて人気です。
野菜もたっぷり、クタクタになるまで煮ても美味しくいただけるので、郷土料理にも多く味噌味の鍋は見受けられます。
さて、そんな味噌味の鍋の後におすすめのデザートは、ゆず豆乳プリンです。
味噌味ですので、口の中が塩辛く、こってりしていることが想像できます。
また、味わいも濃いので強い味のスイーツだと、食べ飽きしてしまう可能性があります。
そこで、おすすめしたいのがゆず豆乳プリン。
豆乳を使ってもちもちに仕上げたプリントに、ゆずの皮とソースをかければ、爽やかで上品な甘さのゆずプリンが仕上がります。
男性でも食べやすいので、ご家族で集まった時の味噌味の鍋パーティーにも最適です。
誰もが喜ぶ、豪華な鍋料理のひとつがカニ鍋。
まるごとカニを入れるタイプのあれば、しゃぶしゃぶ風にカットされたむき身を使ったものまで、カニ鍋にもさまざまな種類があります。
とはいえ、やっぱり共通しているのは、あのカニ特有のうまみです。
口に含んだ瞬間、ジュワっと広がるあのカニの味わいは一度食べたら忘れられない、最高の美味しさです。
さて、そんなカニ鍋のシメにおすすめのスイーツですが、洋梨のコンポートなどはいかがでしょうか。
カニ鍋の場合、特有のポン酢を合わせたりしますし、カニも濃厚でありながらさっぱりした味わいです。
その爽やかな風味を最後まで楽しむために、洋梨のコンポートを使ったスイーツがおすすめです。
食べ応えがありますが、すっきりしているので重たくありません。
ぜひ、提案してみてはいかがでしょうか。
女性に大人気の鍋のひとつが、豆乳鍋です。
クリーミーかつ優しい味わいの豆乳は、どんな食材も優しい味わいに包み込んでくれます。
特に、豚肉を使った豆乳鍋は臭みを取ってくれるので、どんどん食べ進められます。
シメのうどんや雑炊も優しい味わいですし、老若男女どんな方にも喜ばれる鍋のひとつと言えるでしょう。
さて、そんな豆乳鍋のスイーツは、やっぱり豆乳ゼリーです。
少々甘さを残した豆乳ゼリーを作ることで、口の中が最後まで優しい感じに包まれ続けます。
豆乳鍋と共通性のあるスイーツなので、すんなりと受け入れられるはずです。
いろいろな食材を楽しめることで人気にちゃんこ鍋。
相撲部屋のように、野菜と肉、魚をたっぷり煮こむことで、それらの出汁がスープに溶け出するので、シメの雑炊やうどん、ラーメンまで美味しくいただけます。
さて、そんなちゃんこ鍋ですが、シンプルな味わいで作られることが多く、案外さっぱりとしています。
さらに、和風が多いということで、抹茶のアイスクリームなどいかがでしょうか。
抹茶味は少々苦みがあるため、口の中をさっぱりとしてくれますし、シメまで食べたちゃんこ鍋の後でもペロリと食べきることができます。
洋風のちゃんこ鍋であっても、アイスクリームなので合わせやすいはずです。
上質な牛肉をお湯にくぐらせた後、さまざまなつけ汁で楽しむ人気の鍋、しゃぶしゃぶ。
しゃぶしゃぶとひと言で言っても、豚しゃぶからブリしゃぶ、鯛しゃぶ、鶏しゃぶなどさまざま。
ごまのつけ汁で食べたり、ポン酢、和風出汁で食べたり、自由度の高さが魅力です。
そんなしゃぶしゃぶの後のスイーツであれば、おすすめは白玉ポンチです。
もっちり食感の白玉を爽やかなブドウジュースや、濃過ぎない味わいのジュースと一緒に食べるだけで、口の中がさっぱり楽しくなります。
さくらんぼなどを添えれば見た目にも華やかですし、しゃぶしゃぶが終わっても、ウキウキした気持ちが継続します。
ぜひ、参考にしてみてください。
牛肉をこってりと煮込む、日本独特の鍋料理がすき焼きです。
濃いめのタレを使いながらも、溶き卵を入れることでさっぱりまろやかな味わいを楽しむことができます。
ネギ、白滝、木綿豆腐といった定番の具材も箸をすすめます。
そんなすき焼きの後に楽しみたいスイーツには、ワインゼリーはいかがでしょうか。
白ワインを使って作るワインゼリーは、すき焼きとはまた違った爽やかさと、プルプル食感が楽しめます。
お子さまがいらっしゃる方は、白ブドウジュースを使用しても良いでしょう。
すき焼きのこってり感を、ワインゼリーがキレイに流してくれますよ。
さて、ここまではさまざまな鍋料理の後に食べたいスイーツを紹介してきました。
冒頭でもお伝えした通り、鍋料理の後にはスイーツが食べたいという意見が多いのですが、実はその中で人気なのは「アイス」なのです。
それも、数人あつまる鍋パーティーのような場では、「人気のアイス」や「話題のアイス」がそこにあるとさらに盛り上がります。
「あ~それ食べてみたかったんだよね~!」
「私もこの前〇〇で見た~!」
など、会話もテンションも弾みます。
今だと、「マツコの知らない世界」や「満点☆青空レストラン」にも出た「なかほら牧場」のアイスはどうでしょうか?
番組では「死ぬまでに一度は食べたいバター」としてバターが紹介されていましたが、アイスやガトーショコラなどのスイーツも絶品です。
鍋パーティに参加する際の手土産としても良いですね。
◆なかほら牧場のサイト↓
https://shop.nakahora-bokujou.jp/
とはいえ、おもてなしのプロと自負している鍋奉行であれば、スイーツも手作りで作ってしまいたいという方もいると思います。
ここからは、鍋の後に食べるスイーツのレシピを紹介していきます。
手作り、おもてなしにこだわる鍋奉行におすすめのレシピを2つ紹介します。参考にしてください。
鍋の後に喜ばれるスイーツであれば、フルーツたっぷりの白玉ポンチがおすすめです。
口の中がさっぱりするだけでなく、ほのかな甘み、白玉のもちもち食感が楽しさを演出します。
では、4人分の材料と作り方を紹介していきます。
水と白玉粉を混ぜて、丸めます。
その後、沸騰したお湯で熱を通して固めたら、冷水にとって冷まします。
その後、水と砂糖を加熱してシロップ状にして冷まします。
フルーツ缶から取り出したフルーツは、食べやすく切り、先ほどつくったシロップと缶詰のシロップを合わせたスープの中に入れます。
白玉が冷えていることを確認したら、その中に入れて完成です。
大人数でも取り分けやすいですし、見た目にも華やかなので、ぜひ試してみてください。
大勢ではなく、一人で鍋を食べる方も多いでしょう。
そんな時も、自分でスイーツが作れたらオシャレですよね。
一人ですので、あまり手が込まず、簡単かつ美味しく作れるものが重要です。
そこで、おすすめしたいのがリンゴとブルーベリーを使ったシャーベット!
口の中がサッパリしますし、食べ応えもあります。
早速、材料と作り方をご紹介しましょう。
用意する材料(1人分)
リンゴの芯を取り、冷凍させます。
しっかりと固まっていることを確認したら、次にフードプロセッサーの中にリンゴを入れ、冷凍ブルーベリー、はちみつを入れてスイッチを入れます。
粘り気が出て来たら、お皿に乗せて完成です。
手軽なのに、本格的な味わいなのでぜひ試してみてください。
鍋料理の後のスイーツについてご紹介してきました。
しかし、誰もが同じスイーツを食べたいとは限りませんし、中には甘いものは苦手だ…という方もいらっしゃるかもしれません。
年末年始、親戚などが集まった際、全ての方の同じものを出して喜ばれるとも限りませんよね。
年末年始の親戚の集まりなど、大人と子どもが一緒に鍋を囲むシチュエーションがほとんどですので、大人も子どもも同じものを提供してしまうと、どちらかに不満が残ってしまうかもしれません。
ですから、大人と子どもで別々のデザートを用意するとよいでしょう。
まず、大人はお酒を飲む方こともあるでしょうから、鍋料理と共にちょっとしたおつまみになるチョコ系、またはスイーツではないのですがナッツ系やチーズ系を準備してみてはどうでしょうか。
その場合、メインが鍋料理と考えると、デザート・スイーツに縛られずにお刺身や出汁巻き卵、サラダ、野菜を煮付けたものなど、お惣菜系でも良いかもしれません。
お子さまは、スイーツであればアイスやシャーベット、白玉を使ったものがいいですが、中には「大人と同じものを食べたい」という子もいるかもしれません。
そんな時は、少し趣向を凝らした話題のお取り寄せ、またはデパ地下で人気のものを手土産として用意する、というのもアリでしょう。
お鍋を大人数で囲う際は、準備も忙しくなります。
「大人にも喜ばれるもの」「子どもにも喜ばれるもの」を分けて用意する場合は、手土産としてあらかじめ準備しておくのがおすすめです。
以下の記事で、鍋パーティーの手土産や差し入れにおすすめの品を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
鍋パーティーの手土産・差し入れにおすすめの品17選【好きな彼の自宅・社会人同僚宅・近所付き合い・親戚家族】
そもそも、鍋料理をするに当たって、皆が楽しめる鍋を用意しなければなりません。
親戚とはいえ、それぞれ好みも違うでしょうし、住んでいる地域や年代によっても変わってきます。
お年寄りが多い親戚の方が、洋風の鍋にしてしまうと食べにくいかもしれませんし、逆に若い方が多い時に野菜ばかりの鍋だと物足りなさを感じるかもしれません。
また、遠方から来てくれた親戚がいた場合、おもてなしの意味を込めて、自分の地域だからこその鍋を振る舞うのも喜ばれます。
以下の記事では、シチュエーションによってどのような鍋を用意すれば良いかまとめていますので参考にしてください。
何鍋やる?鍋パーティーのシチュエーション別おすすめ5選と鍋の種類を徹底網羅20種
ここでは、鍋料理の後で食べたいスイーツについて紹介してきました。
鍋は、みんながお腹いっぱい食べられて、心も体もあったまる素敵な料理です。
ただ、満足感が高いからこそ、その後に食べるスイーツについても考えておかなければいけません。
ぜひ、今回の記事を参考にして、最初から最後まで楽しい鍋パーティーにしてくださいね。